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団地に取り付ける階段一体型EVの実験施工の記録
by coe_a111
2006年1月17日 建て方初日
明けましておめでとうございます。
大分年が明けて経ってしまいましたが、今日から建て方を開始。
年が明けてからは仮柱用のアンカーボルトを基礎に打ち込んだ程度の作業しかしていなく、鉄骨が出来上がるのを待っていた。やや非効率だが、いろいろなことを決定するタイミングを計りそこなったことも原因のひとつか。とにかく、今日から開始し、2月一杯で第一期の工事を終える予定。

まずはアンカーボルトについていたナットをとって、柱を立てる準備から。
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運んできた鉄骨をどんどん搬入する。これで全部ではないのだが、仮囲い内が相当溢れてきた。今回の現場はこれでも団地住棟の北側としてはかなり広いほうなので、このシステムを汎用化することを考えた場合、ストックヤードの確保は相当厳しいことになるだろう。
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電線を避け、既存住棟の上を通過させながら、トラックから現場内へと鉄骨部材を搬入。相当アクロバティック。と言うかとにかく狭い。運んでいるのは踊り場部分に相当する部材。
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そしてついに柱を建てていく。これがEVシャフトになる部分。まだ2層分しか建てていないが、設計時はこれでも相当細いEVシャフトにしたつもりだったのが、実際建ててみるとそれほど細さを感じない。この細さに合うEVは既存製品では存在しないので(それを何とかしたいというのも今回の課題ではある)、思い切ってもっと細くするという手もあったかもしれない。
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仮柱を取り付け(赤い錆止め塗料が塗ってある柱)、踊り場部材を取り付ける。この時点で、いろいろと問題が噴出。まず住棟側の仮柱の位置が合わない。これは加工時の寸法のチェックミス。仮柱のベースプレートに開いているボルト穴をガスバーナーで焼き切って広げ、対応。大勢で悩んでいる写真。
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その他にも、踊り場部材とメインのH鋼柱との取り合いに逃げを全くとっていなく、というより大きすぎてはまらない。これも少し切ってもらって対応。この部分は外壁が付いてしまえば見えない部分なので逃げはいくらでも取れたはずなのだが。細かいチェックミスか。

階段部材の取り付け。この階段は、苦労してささら桁を階段上部のみにした甲斐があって、下から見上げるととてもきれいにできている。取り付けはおおむね問題はないが、ボルトを通す時やたらきつそうなのが気になる。
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いろいろと予測していなかった事態があり、今日の作業はここまで。この状態だとかなりシンプルに形状が把握できる。仮柱が外れて吊材で踊り場周囲を吊った時は相当繊細な表情になるのではないか。楽しみになってくるが、一方でEVシャフトの外壁を張りたくなくなってくる。シャフトの太さのことも合わせて、施工時の方がきれいなものはつくってはいかんということはこういう事かと、身をもって実感。別にそれを認めたわけではないが。
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これ以外にも、細かい部分でいろいろな問題がある。対処しながら、明日は最上階まで組みあがるか。(HO)
by coe_a111 | 2006-01-18 02:02 | at Site
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