団地に取り付ける階段一体型EVの実験施工の記録
by coe_a111
2006年11月15日 エントランス鉄骨建て方終了
TAH君の報告と前後してしまいましたが、先週の経過報告です。

エントランス部分の鉄骨建て方が終了。だいぶ外形が見えてきました。

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シャフト部分にあわせて、エントランス部分も大げさな構造とならないように、柱は60.5φ、
梁は100x100のH鋼と、非常に小さなメンバーで構成されています。

建て方の時はふらふらして心配しましたが、本締めが終わると充分しっかりしました。

シャフトと既存住棟を繋ぐブリッジの手摺に、パンチングメタルも貼られました。

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最上階の手摺の詳細。

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住戸側からの眺め。手摺にはモアレが出来ていますが、モアレのパターンは
見る位置によって様々に変わります。

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この手摺には、共用部でありながら専用部的な性格を持つ、住戸の新しい玄関廻りの
門扉的な役割も持たせたいと思っていたので、パンチングメタルを二重に貼ることにしました。

フラットな壁のようでありながら、ある程度透ける、狙ったとおりの見え方になったと思います。

パンチングメタルは、当初開口率が50%強のものを選択していたところ、製作上の理由で
30%程度のものに変更したのですが、それも結果的には良かったのかもしれません。

ただ、塗装の色に関してはもう少し明るくても良かったかとも思います。

しかし、塗装の色の選択は大変に難しい。

通常、塗装色は建物の構成原理から直接は導かれませんので、
(当然汚れの度合いなどのファクターはあるのですが)
どうしても感性で決めざるを得ない部分になってきます。

この建物の場合、第一期の時にHOくんと悩んだあげく、柱・梁・床板などは
少し青を混ぜた白、手摺はそれより少し明度の落ちる黒を混ぜた白に塗ることにしました。

手摺の明度を少し落としたのは、縦桟の手摺をあんまり白く塗りすぎると脳天気に
見えすぎないかと考えたためですが、ブリッジの手摺は面的なものとして
設計したので、扱いを変えても良かったのかもしれません。

しかし、いずれにせよこれは感性の範囲をでない議論です。
そして、建築の設計に感性が介入することが躊躇われるのは、建物が本来的に
公共性を持つためなのでしょう。

そういえば、僕は最初二重に貼られたパンチングメタルの外側を白、内側を黒に塗りたいと
主張していましたが、共同設計者の二人に難色を示され諦めたような記憶があります。

合議制で進めるという今回の設計体制も、良いか悪いかは別として、
デザインの公共性を担保するのに役立っているのかもしれません。(KK)
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by coe_a111 | 2006-11-20 00:46 | at Site
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