団地に取り付ける階段一体型EVの実験施工の記録
by coe_a111
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2005年12月14日+16日 吊材引張り試験
以前、今回使用する吊材のサンプルを鉄骨工場から送ってもらい、12月14日と16日に、大学で引張り試験を行った。この実験で、吊材がどの程度の力に耐えられるか、またどのように壊れるか、ということを測定する。
それと同時に、今回の施工では、吊材へのテンション導入は手動で行うため、まずはそのトルクを測る実験から。このような、約2メートルの長さに改造した巨大なレンチを使用。
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学生一人が巨大レンチでボルトを締め、10トンの張力が導入できることを無事確認。最後のほうは結構つらそうだった。
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その後、引張り試験。このような巨大な実験機を使用して行う。
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吊材に計測機器を取り付け、写真中央左側のようにセット。張力を加えていって、吊材のひずみを測定する。データはリアルタイムでパソコンに取り込まれ、それをプロジェクションして全員が吊材の状態を確認できるようにしてある。
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重症患者のように計測機器が大量に取り付けられた吊材。
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必要以上に荷重を加え続けると、最終的にはものすごい破壊音と共に吊材は引きちぎられる。直径32ミリの太さの鉄の棒を引きちぎるには、30トン以上の荷重が必要。
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さすがにこの太さになっても、形がくびれていって最終的にちぎれる、ということがわかる。断面はかなりきれい。
構造チームにとっては予想通りの展開で、全く問題ないことを確認。建方が待ち遠しくなってくる。(HO)
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by coe_a111 | 2005-12-19 01:43 | at Laboratory
2005年12月7日 引張材試験体
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エレベータを増築する際、既存住棟にはなるべく水平力を負担させたくないので、今回つくる部分は構造的に独立したものにしたいのだけど、細長いプロポーションのものは、構造的に安定させることが難しい。そこで、階段の外周を8本の細い鋼材で引っ張って安定させることに。32φの丸鋼に、それぞれ10tのテンションをかける。

32φの丸鋼は、最長で6mくらいまでの材しかないので、途中で継がないといけないのだけど、10tのテンションがかかった時に継手が切れないか、試験体をつくって引張試験をしてみることにした。

試験体は1.2mくらいのものだけど、鉄の比重は8近いので、これだけで7kg以上になる。1/30の模型では直径たった1mmの部材だったのが、もの凄い存在感。
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丸鋼は上端にネジが切ってあって、これをナットで締め付けることで10tのテンションをかけるのだけど、M32のナットもすごい大きさ。
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ナットは巨大スパナに単管パイプをつないで、鳶さんにハンマーで叩いてもらって締める予定だけど、果たしてこれが人力で廻るだろうか。引張り試験の時は、ついてに締め付けトルクの測定もする予定。(KK)
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by coe_a111 | 2005-12-13 00:26 | at Laboratory